小学校6年生の道徳教科書に掲載されている「星野君の二塁打」という作品を知っていますか?
これはやばい。「星野くんの二塁打」はニュースで知っていたけど、てっきり星野くんを擁護することが大切だと思ってたら、星野くんが悪いとの文脈だったとは。頭おかしい。これじゃ日本からはジョブズは出てこないよ。
— federao (@ymcf6) 2018年10月14日
道徳の教科書に載った「野球」 - 野球の記録で話したい https://t.co/6fRnjZ4jpc
星野くんは監督のバンドの指示を無視して二塁打を打ち、大会への出場を決めました。
しかし監督は指示を無視した罰として、星野くんに大会への出場を認めませんでした。
1947年の作品です。
私はこの作品は、「何が最適か」を考えさせるいい作品だと考えていました。
ところが実際の授業では、監督の指示に逆らうのはいけないこととして教えているというのです。
元来、日本野球は軍隊に見習ってできました。チームのため自己犠牲にする。甲子園の行進。甲子園で燃え尽きることが美しい。などなど。
しかしスポーツは、健康のためにするもので、自己犠牲の精神を育むためにするものではないはずです。
日本サッカーにおいて決定的なストライカーが不在です。監督の指示がないと動けないという呪縛があるからと言われています。決定的な場面でパスを出してしまうのは典型例でしょう。
現代スポーツでは自分の頭で考えることが重要視されています。例えば大谷翔平選手は小さい頃からどうすれば野球がうまくなるかを常に考えていました。
星野くんは大谷選手のようになれるでしょうか?打席で自分の頭で考えて、一番いい答えを出し、結果まで出したのに、怒られるなんて。
「失敗の本質」では、軍隊の失敗は、盲目的で自分の頭で考えなかったから。とされています。
今年の夏の甲子園では準優勝投手は投球過多でした。松坂投手、田中投手のようにプロでも活躍できるでしょうか?または大田投手、斉藤投手、安楽投手、辻内投手、一二三投手のようになるのでしょうか?
日本に足りないのは、良い指導者、教師なのかもしれません。