この本、すご本でした。
メンタルをやられた人はおすすめですよ。
人生曲線の話は、先日書きましたので割愛。
かなり戦略的に語っています。実践者ならでは、しかも自衛隊っていう、絶対に負けられない組織の人だからって感じです。
リーダーシップの概念も大きく変わりました。いわゆるリーダーシップって、意見をまとめるとか、先頭に立って組織を引っ張っていくとか、ですけど、これに書かれているのは全く違うものです。
「リーダーの役割は部下の疲労をコントロールすること」って。さすが負けない生き残る組織ならでは。って思いました。私のリーダーたちはすべて丸投げして押し付けてきたような気がしますけど。
また疲労にも3つの段階があり、高レベルになると回復するのにとても時間がかかるので、中レベルで長く(数年)耐えることが大切なんだそうです。私の場合も中レベルの段階で無茶をしてしまった結果、高レベルになってしまったんですよね。疲労レベルをきっちり把握することが大事なんだと思います。
どんな疲労も、頑張ったらなんとかなる(気合や精神力の問題)と考えてたのですが、中レベルまでならなんとかなるのでしょうが、それを越えてしまうレベルでは、もう気合の問題じゃなくなる!若さに任せて乗り切ったりしたこともありましたけど、必ずそれは自分に跳ね返ってくるんですよね。
疲労から回復するには、よく寝て、温かいものを食べることしかないとありました。
特に年を取ってくると、回復に時間がかかるので、何もしないことが大切だと。リフレッシュのために旅行やスポーツをしてはだめなんだそうです。やっちゃってましたね。体鍛えたりしてました。馬鹿ですねー。
アホすぎます。あのころにこの本を読んでたらと思いますが、いまからでも気をつけていきたいと思います。