昨日の医療ネタが思いのほか好評でしたので、今回、学んだことを再び書きます。
医療関係者に聞くと、
医療崩壊とは医療費崩壊
のようです。
高齢化によって年金システムと同じ様に、お金を払ってくれる人が減り、使う人が増えていっており、健康保険システム自体が危機的な状況だということみたいです。
このため、医療費を減らすために、様々な努力がされています。医療機関の収入を減らしたため、医療機関の倒産が始まっています。病院同士の合併なども一つの解決方法ですね。
私の地域も狭いところに2つの中規模病院(公立と私立)があるのですが、赤字を垂れ流しているくらいなら、さっさと合併すればいいのにと思います。
昨日、病院は24時間対応するのは、かなり難しいという話をしました。
ではどうすればいいかを考えてみたいと思います。
たとえば、私の地域の2つの病院は、同じような夜間救急をしています。合併すれば、夜間担当医やそれに携わる人の削減ができますよね。来る患者さんは二倍になるかもしれませんが、少なくとも翌日は休めるようになるかもしれません。そもそも別々に同じようにやっているのは不効率です。
これは医療機関側の対策です。
次は患者側の対策。これ、もしかしたらむちゃくちゃ重要です。
昨日から言っているように病院はコンビニではありません。重要度で言えば百倍くらい重要なものです。しかしこれは医療機関の絶え間ない努力と安くない税金で賄われています。
つまり「すごく限られた資源をじゃぶじゃぶ使える状態」だと言うことです。
水道で例えれば、貯水池の水はほとんどないのに、節水制限なく風呂や洗車、公園の水やりに水が使えてしまっている状態です。こういう時は節水制限しますよね。
私達は、風邪を引いたら病院の夜間救急で風邪薬を出してもらったりしています。
けどそれをしてくれているお医者さんは次の日、誰かの命にかかわる手術を担当するかもしれません。
もし私が命がかかっている手術を受けるなら、担当の先生には前日十分休んでほしいです。もし寝不足で彼のパフォーマンスが酩酊状態と同じなら、すごく嫌です。
「病院のコンビニ受診をやめましょう」と聞きますが、こういうことなのですね。
しかしコンビニ受診はとても多いようです。みんな嘆いていました。
私はこのことを知りませんでした。今回、勉強してみていろいろなことに気がつけました。
私はコンビニ受診しないようにします。
そして医療関係者を応援していきたいと思います。