今回はフリーエージェントにからみ複数年契約の問題点を考えて見たいと思います。
複数年契約して成績上がった選手っています?
まずは活躍しなかった例
ロッテからヤクルトに複数年契約で移籍した成瀬投手は散々な成績で、退団しました。
阪神の鳥谷選手は近年衰えが著しいですが、5年契約ですので来年の年俸は4億円!です。
オリックスの金子投手は4年契約最後の年だったのですが、4勝でした。
松坂投手はソフトバンクの3年契約の間は、さっぱりでしたが、単年契約で中日に移籍し復活しました。
次に活躍した例
ソフトバンクの内川選手は、近年怪我に泣かされていて徐々に衰えていますが、活躍していないとは言えないですね。
複数年契約がアダになった例
昨日取り上げた村田選手は3年契約の最後の年にベストナインになりましたが、その前の二年間の成績が少し悪かったので、自由契約となりました。単年契約を続けていればもしかしたら続いていたかもしれません。
こうやって見ると単年契約のほうが活躍しそうです。しかし大物FA選手はほとんどの場合、複数年大型契約になります。
球団側としては、それだけの好条件を出さないと契約してもらえないというプレッシャーがあります。
選手側としては、より好い条件を出してくれた球団と契約するに決まっています。わざわざ悪い条件の球団と契約する人はいませんよね。
MLBから広島に戻ってきた黒田投手は悪い条件を受けましたが、これ以上MLBでは通用しないと感じたからかもしれません。
複数年契約の悪いところは、選手の気が緩んでしまう。または大型契約に見合う活躍をしないといけないというプレッシャーがあるということです。
今年のFA契約は、リスクの高い複数年契約(例えば4年20億)ではなくて、単年契約で10億とかを出す球団があれば面白いのですが、そんなことする球団はないでしょうね。
そのほうがパフォーマンスが上がるかもしれません。