私はパウエルさんを見くびっていました。
12月のFOMC直後、ダウはパウエルショックと言われる暴落しました。
ところが、1月のFOMCのパウエルさんの会見では、突然豹変しました。なんと優しい人になったことか。
前回を反省して、心を入れ替えたのだろう。と思い込んでいました。
ところが、正反対の見解をする人がいます。
尊敬する広瀬のじっちゃまです。
広瀬さんによると。
パウエルさんは、もしかしたらイエレンさんや、グリーンスパンさんよりも、いい議長になるかもしれない。
と言っています。
理由は、
パウエルさんはトランプ大統領の利上げを止めろという圧力に屈しませんでした。
パウエルさんは大統領、投資家、担当記者も欺いています。
たぬき中のたぬき。ということです。
実際、12月にウオール・ストリート・ジャーナルで「利上げ打ち止め。」と言う記事が出ました。これはパウエルさんが書かせた記事にちがいありません。しかし直後の会見で打ち止めとは言いませんでした。
おかげでパウエルショックが起こったのですが、みんなの印象は、パウエルは大統領の言うことを聞かない人。というものです。
その後、いろいろな場面でフォローし、すっかりダウは持ち直しています。
私の見方が、完全に間違っていました。
まあよくあるのですが。
しかし、すごいフェイントですね。くえないやつです。トランプ大統領に屈した証拠は全く残っていません。でも1月の会見では、しらーっと利上げは終了と言ってます。
パウエルさんは、今までの議長と違い、毎回、会見をします。
今後も楽しみですね。またあっと驚かせることをしでかしそうです。
このはちゃめちゃな時代に、よくぞFOMC議長を担当してくれました。