自分の中から、偏見というものをできるだけなくそうと務めています。
こんなのあるだけ損です。
経済的合理性のほうが大切です。そのほうが幸せに生きていけます。
「日本の労働生産性はなぜこんなに低いのか?」のTweetにたくさんのご意見をいただいていますが、私の仮説は、「日本人は合理性を憎んでいるから」です。体育会系の根性論が大好きで、「こうすれば経済合理的じゃないですか」というと炎上します。
— 橘 玲 (@ak_tch) 2019年3月7日
ところが、久しぶりに自分の中の隠れた偏見に気が付きました。
この記事を読んだときです。
プロ野球試合の時短について書かれたものです。
私も大賛成です。選手は走って交代すればいいと思います。甲子園高校野球では試合時間がかなり短いです。
7回の風船飛ばしも大嫌いです。人のつばがついた風船が次々と頭の上に振ってくるのは不快です。清掃にも時間コストが必要になりますし、風船は再利用できないのですごく無駄です。
ポイントはこれです。
>豊浦彰太郎さんは、seventh-inning stretchやGod Bless Americaもやめればいいと言っている
私はこれを読んだ時、えっっ?!って思いました。
野球はアメリカ発祥のスポーツです。野球というスポーツ自体では、日本はアメリカに大きく遅れています。レベル、トレーニング方法、戦略、野球機構、ファンの質、などなど。
私は知らず知らずのうちに、アメリカ野球全面礼賛となっていました。
歳のせいで頭が固くなっているんだろうか。嫌だなあ。
seventh-inning stretchやGod Bless Americaは、当たり前のもの、これを否定することはアメリカ野球、文化自体の否定になるんじゃないかと最初、感じました。
でも考えてみたら、必要ないものです。
アメリカ野球にも劣っていることがあるはずですよね。だから申告敬遠とか、ビデオ判定とか、どんどん変わり続けている。
変わり身の速さは、経済的合理性には欠かせません。進化とともに常識が非常識になっていきます。
勝間さんも変わりました。さすが。
言い訳がましくなる必要ないですよね。堂々と変わればいいんです。
私もどんどん変わっていかないといけません。