昨日、母校について書いて思い出したことがあります。
私は、いわゆる進学校ではない!高校を卒業しました。
半分の生徒は就職し、残りは専門学校や、大学への進学。
その高校で、出席番号が一つ前のA君は、高校生のくせに、太宰治とか筒井康隆とか読んでいる変わったおとなしいやつでした。
私が女子目線を気にして(気になってしかたがなかったんです)、わあわあハシャイでいると、A君は私に向かって、冷たい一瞥を投げていました。
たぶん、そのことが私は気に入らなかったんだと思います。
そんな時、私はA君に向かって
「お前は、いつも第三者だ。」
と言ってたそうです。
A君とは卒業してから数十年、音信不通でした。
某有名大学に入学したと、風のうわさで聞いていました。
あの高校では、有名大学に入るやつは非常に珍しかったのです。
そのA君から、数十年後に、突然、手紙が来たのです。しかも
「弁護士事務所開設のご挨拶」
です。
びっくりしました。
あの高校の卒業生で、弁護士って。。。
ありえない。
しかもこの年令で弁護士になったって、遅くねーか?!
しかし、これがこの不思議な話の始まりでした。