幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

新しい概念が、既成勢力を駆逐していくという構図は、見ていてすごーく気持ちがいい

 

www.nhk.jp

 

伝統中国武術は実践性がないと、総合格闘家が挑戦者を打ち破っていく。

 

新しい概念が、既成勢力を駆逐していくという構図は、見ていてすごーく気持ちがいい

のですが、番組はここに留まりません。

さすがNHK

 

総合格闘家は、伝統中国武術の大物を挑発し、自分の考えを必要以上に正当化し続けます。

すべての挑戦者を倒しかけるところで、状況は一転します。

なんらかの力によって彼は中国で実質的に抹殺されてしまいます。

 

正しさの追求をし続けることに、違和感を覚えた瞬間でした。

以前、正しさを追求することは危険だと書いたことがありました。

yoshimor.hatenadiary.jp

 

サンデル教授も言っているように、立場によって正義は変化します。

追求し続けると、全てを焼き尽くすことになる。

 

実際、この総合格闘家は全てを焼き尽くす直前で(おそらく当局の)力によって排除されてしまいました。

 

一方、負けた挑戦者の一人は、伝統武術代表として愛国心SNSで鼓舞しつづけていて、もちろん当局の介入はなく、敗者で貧しいながらも、平和な生活を送っています。

 

また

別の少林寺拳法の指導者は、拳法を小さい頃から学ぶことで、強い体、健康を保ち、秩序ある社会、愛国心を養うことができると言ってました。

 

きもちわるー。

 

伝統的スポーツは、愛国心だとか、軍隊とかに親和性が高いんだな。

日本の武道、柔道、剣道、空手もそうだし、相撲や野球なんかもいじめ、しごき問題多いもんね。

逆に新しいスポーツ、サッカーとかバスケでは少ない気がする。

 

最後に、総合格闘家は、自分の頭で考えることが大切だと言ってました。

 

 

だたのネタ番組かと思いきや、ものすごくふかーいところまで切り込んだ取材陣は素晴らしいですね。

やっぱTVって面白い。

いい番組をありがとうございました。