このドキュメンタリーを見たのは数ヶ月前なのですが、自分の中に残り続けている不思議な番組なので、分解してみます。
見えない恋の結び方
海外ドキュメンタリーなので、お涙頂戴も感動ポルノもありません。
普通の人が普通の恋に悩んでいる。ただ目が不自由なだけ。
ある視覚障害者は「デートに大事なのはやっぱ見た目でしょ!」と言って、おしゃれしてます。
一人は、見えないことを隠してデートにこぎつけたら、相手が「このまつ毛するのに1時間もかかったのに。目が見えないなんて。」とがっかりされていました。
内容、テーマはシリアスだけど、クスっと笑ってしまうような茶目っ気が全員にあります。しなやかな感性なのかな。
それとも視覚障害者だからこそ、心の世界に深く入っていけるのでしょうか。
裕福なアメリカでの話です。
アメリカの大量生産消費社会というのは、批判されがちだけど、こと障害者対策については、その裕福さからすごく寛容です。
車椅子や、杖の人を見つけたら、みんなが助けようとするし、助けないとかっこ悪いみたいな文化がある。
女の人が荷物を運んでいたら、男性が必ず駆け寄って持ってあげる。日本人男性には絶対ムリ。
アメリカだからこの4人は障害を感じさせない生活を送れているのかな。
日本だったら無理な気がする。
貧しくなりつつある日本の視覚障害者たちは、同じような気持ちになれているのでしょうか。
不自由に思っていたら悲しいことですね。
そういえば先日、日本も捨てたものではないと思った話題を聞きました。
わーママハルさん、ありがとう。
盲ろう者が、一人で下宿生活を始めたところ、同級生たちが同居や手伝いを始めて、無事卒業できた。そして盲ろう者で初めて大学教授になった。
こんなことあるんですね。
びっくりしました。
日本も捨てたものではない。
英題はBlind Loveでした。邦題ちょっと恥ずい。
私なら、Blind Loveでよしとします。