幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

世界は贈与でできている

この本は刺激的でした。

 

 

 

めっちゃおもろい。

 

 

この世の中は、資本主義で、等価交換が中心です。

物を買うには、相応のお金を出して交換する。働いた分だけお金がもらえる。

 

でも世の中はそれだけじゃない。隠れているがしっかりと、それ以外のものもある。

例えば、愛。親子や夫婦など。寄付やボランティアも等価交換じゃない。

それを贈与だと筆者は言ってます。

 

以下ひっかかったところだけレビューしてみます。

 

親子問題

 

親は子供に返せないほどの愛情を与える。子供は親にそれを返せない。だからこれがループとしてつながっていく。

この返せない贈与が、場合によっては、歪んだ形になって出てくる。

親子や家族の呪いってまさにそう。

毒親。過保護。とか大きすぎる贈与が問題を生んでいるのかもしれない。

 

私も返せない贈与を親から受けました。

だからなのか、早く独立したい。早く家から出ていきたい。と思ってました。そして成長するにつれ、親からの贈与が少なくなっていき、生きるのが楽になっていきました。

 

 

若者の献血離れ

私は献血をよくします。

寄付の気持ちですね。いいことをしたという気分になります。昔は。

でも今は献血ルームでは、ジュースやアイス、お菓子が取り放題。歯磨きセットやらマスクなんかもくれます。

せっかく寄付の気持ちで自分の気分がよくなるのに。返礼品をもらうことで、その気持が萎える。等価交換になってしまっている。

だから若者は献血に行かないのかも。

昔はジュース一本だけだったと思います。献血カードが埋まっていくのが楽しかった。

 

道徳ルールに罰則を与えると抑止力が減る

これわかりますよね。

今だったらコロナの営業自粛。罰則があるがために、罰則を払ってでも営業しようということになってしまう。

 

それと私の強烈な体験。

大学時代のクラブ活動で遅刻などの厳罰化すると、とたんに弱くなった。

yoshimor.hatenadiary.jp

 

この本を読むと、世の中が人々の努力によって、少しづつだけど、良くなっていってるのがわかります。

なんか希望がもてますよね。