サンデル先生の講義
再放送あります。
「マイケル・サンデルの白熱教室 エリートたちよ 君の成功は努力の結果?それとも運?」 - BS1スペシャル - NHK
(NHKBS1)7月23日(金)午後9:00~午後10:50(110分)
先日の続きです。
清華大学生!の多くが
「人間社会に競争は必要」
と考えていて驚きました。社会主義の国の学生とは思えません。
競争って何でしょう?
例えば徒競走で、順位をつけることが良くないとされたことがありました。
これは競争自体を否定しているのではなく、順位付けがよくないという考えなのかな。
競争のない社会を目指した社会主義国は立ち行かなくなってしまいました。
競争万歳のアメリカが世界を制覇しました。
競争があるからこそ、進歩し努力するという考え方もあります。
資本主義社会では競争は、切磋琢磨し、技術革新に必要なものだと考えられているようです。だからアメリカは世界制覇できたわけですね。GAFAは全てアメリカです。
競争のない社会主義が衰退してしまったのは、競争が必要だということを証明しているのでしょうか?
どうしてアメリカで社会主義寄りのバーニー・サンダースが若者の支持を得ているのでしょうか?若者たちはうっすらこの本質を理解し始めているのかもしれません。
サンデル先生が怒っているのは、
「競争に勝ったのは運のおかげなのに、勝者はそれを努力の結果、与えられてしかるべきものと、思い上がっていること」
です。
運が左右する競争をする意味ってあるんでしょうか?
努力と結果が直結しないことを私たちは嫌というほど思い知らされています。
それでも競争は必要なのかな?