昔、スヌーピーファンの女の子を好きになったことがあります。
彼女はスヌーピーみたいな子で、グッズをたくさん集めてて、車の後席にでっかいスヌーピーが座ってました。
アナザーストーリーズ
スヌーピー最後のメッセージ。
てっきりスヌーピーの物語だと思ってましたが、作者チャールズ・シュルツの一生でした。
そのスヌーピーの最後の新聞連載がこれなんだけど
その前の晩、連載終了を見守るようにシュルツは亡くなったんです。
それってすごくない?
自分の作品の終了とともに一生を終えるって。
多くのクリエーターは、作品終了後に、何もしない老後を過ごして亡くなる。
シュルツの場合、負けず嫌い(これについては後述)と信頼できる有能なアシスタント(シュルツの代わりにほとんどを描ける。実際にこの最終回も彼女の作品)のおかげですね。
シュルツの友人は、スヌーピーが終了したからシュルツが亡くなったんだ。って言ってましたけど。
シュルツは、子供のころ成績優秀で、飛び級で2学年上がったのですが、そこで体が小さいシュルツはいじめられたそうです。
まじか。
ここにも飛び級の犠牲者がいた。
以前の「飛び級の犠牲者」の記事はこれ
スヌーピーの物語は、敗者の物語ですね。
いつもうまく行かない。片思いは成就しない。というものなのに。
シュルツ自身は、すごい負けず嫌いだったそうで、ゴルフでもアイスホッケーでも負けた日は、怒鳴り散らしていたんだそうです。
なんだよ。パットン投手や杉内投手と同じじゃないか。
こういう人が敗者の物語を書くってどゆこと?
こういった社会的に適合が難しそうな人に限って、すごい作品を残すことありますね。
サリンジャーとか。
スヌーピーで、白血病の女の子の話があるんですが、切なくて忘れられないです。
映画では、子どもたちの声は、はっきり発音されているのに、大人の声は「ふにゃふにゃ」っていう音でした。面白いですね。
子どもの世界では、大人は宇宙人。
私も子どものころ、大人の話って聞こえなかったな。
いつか行ってみたいリストに、
サンタローザのCharles M. Schulz Museum and Research Center
と