この本によると
人間を作るもののほとんどは、遺伝と子ども時代の人間関係で、両親や教育が与える影響は少ないということです。
でも、子ども時代にしか獲得できないものがあると思います。
例えば、絶対音感。
大人になってから習得するのはかなり難しい。
言語のネイティブ発音もそうですね。
帰国子女の発音はネイティブだけど、大人になってから習得した言語はなまってしまう。カタカナ英語。
他には、クロールの力感のないフォーム。テニスのしなやかなフットワーク。
スキー、スケート、などの滑る系スポーツって、子供の頃からやっている人とそうでない人の差がはっきりしています。
体操金メダリストの森末慎二さんは、子どもをゴロゴロ転がしておくと、回転してもめまいが起きないようになると言ってました。体操には絶対に必要な能力らしいです。
私は回転後のめまいがひどく、乗り物酔いがきつく、ジェットコースターに乗れないのですが、遺伝ではなく、親の教育のせいだと固く固く信じています。
かつて鳥のさえずりを研究している人から話を聞いたことがあります。
ある種の鳥は、固有のさえずりを持っている。それは子供の頃にしか獲得できなくて、大人になるとそれが求愛サインになる。同じさえずりなら効果的だが、違うさえずりを獲得している相手ならば、脳波すら反応していない。
おもしろいですね。
子供の時にしか獲得できないもの。
私は音楽が好きですが、アーチストたちがコードの話をしても、全くついていけません。このコードが泣かせますよね。この次の流れは普通はこうだけど、こう来るか。と言われても脳波が全く反応しません。
やっぱ音楽は子どものころにやっておかないといけないのかな。
ハルさんによると、
スポーツは多種することが大切だって言ってました。
これも面白い話ですね。