幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

東京オリンピックレガシーは2つあると思います。何か解りますか?

東京オリンピックに対していろんな意見があると思うのですが、

よかったことは2つあったと思います。

日本がメダルをたくさん取ったことは除きます。

 

一つはこれ。

人種・民族・性別・身分・性的志向など「個人では変えられない属性」を理由にした差別は「決して許されない」

っていう価値観が浸透したこと。

これは橘さんのブログから

www.tachibana-akira.com

オリンピック関係者の多くの人が、辞任、解任を強いられました。

これは残念なことだったけど、

ひと昔前は平気で(テレビ番組内でも)、行われていた差別がいけないことじゃないか。とみんなが思い始めたことは、東京オリンピックレガシーだと思います。

私も襟を正さないと。

 

 

もう一つは、スケボーなどの新しい種目で顕著な傾向。

競技を心から楽しむ。そして競争相手へのリスペクトです。

互いに励まし合い、笑いながらも、すごいパファーマンスを発揮する。

行動心理学的には、人間は極度の緊張感を感じている時より、リラックスしているほうがパフォーマンスが上がります。ゾーンに入りやすい。だから笑いながらパフォーマンスしたほうがいいに決まっている。

スケボーは見ていて、ほんとに気持ちがよかった。

優勝を素直に喜び、一方で相手へのリスペクトも欠かさない。必要以上に喜ばない。

MLBではホームランを打った後、必要以上に喜んだりすると、次の打席はぶつけられます。Unwritten ruleです。

今回も優勝したチームが、相手の目の前、グランド中央で胴上げなどがありました。

 

あと相手へのリスペクトで言うと。

今までは、メダル確実と思われていた選手が敗退した時、みんな泣きじゃくってたと思うんです。今回も柔道などでありました。

でも相手がそれ以上に実力を発揮したんだから、素直に相手を称賛するGood loserが、一番かっこいいと、私は思います。

今回も、バドミントン、桃田選手、奥原選手の敗戦後のインタビューは、ほんとに立派でした。こういう日本人が出てきたんだな。と改めて思いました。

彼らは国際大会を何年にも渡って経験しており、グローバルな感覚があるんでしょう。

一方で、ローカルなスポーツは、こういう点ではまだまだですね。

新しい種目がオリンピック競技として継続していく一方、今回が最後になる種目との違いかなと感じました。

 

せっかく多様性とか差別のないとかのスローガンでやっているんだから、こういうことをもっと報道してほしいですね。

メダリスト番組ばっかり。

 

所要時間35分 熱くなっちゃった