幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

獣の奏者

今、これ読んでます。

毎週月曜、読書感想文をUpしてましたが、これは超長編なので、10日で3割程度しか進めず、感想文は停滞しています。読み終わるまで1ヶ月かかるな。

 

めちゃめちゃおもしろいです。

先月はKindle unlimitedだったんだけどな。

 

獣の奏者

 

上橋作品は2つ目です。

1つ目はこれ。

2015年本屋大賞作品。これも面白かった。

2016年の正月はずーっとこれを読んでいた記憶があります。

上橋さんって、調べてみると、

「1962年生まれ。」

 瑞々しい感性だし、文体も軽い感じだし、獣の奏者各巻末にあるインタビューなんてギャルみたいなので、もっとお若い方だと思いこんでました。ちょっとびっくり。

「専攻は文化人類学で、オーストラリアの先住民アボリジニを研究」

これはテンション上がりますね。

【2021年本屋大賞 翻訳小説部門 第1位】ザリガニの鳴くところ 作者ディーリア・オーエンズ も動物学者でした。作家デビューが遅めなのも同じ。どっちも本屋大賞。どっちも大好きな作品。

yoshimor.hatenadiary.jp

 

多分、春樹さんと同じ書き方。

プロットを決めずに、どんどん書いて、自然と回収されていく。

だからストーリーに躍動感があります。

 

まだ3割しか読んでません。

現時点での感想。

当初は、楽しい成長物語かなと思ってたのですが、

獣を縛っている音無笛が、人間にとっての法律、規範に当たる。

という壮大なテーマがうまく回収されていました。これはちょっと感動的。

非科学的な言い伝えには、祖先の思いがあったり、かえってそれが不幸を生んだり。

人種差別があったり。とかもまさに現代に通じる。

必ずしも科学的なものが大切でもない。という隠れメッセージが入ってたりと、解釈は人によって様々になるような小説です。

これは「鹿の王」も「ザリガニの鳴くところ」も同じだった。

 

3割時点で大きな回収があるのに、この先、何が待っているのでしょうか?

すごく楽しみ。