再放送あります。
NHKEテレ 9月23日(木)午前0:00~午前1:00(60分)
私の欠片(かけら)と、東京の断片
ETV特集 ってノーナレ(ナレーションなし)なんですよね。
ドキュメンタリーの新しいカタチに挑戦している。
NHKさん、頑張ってるな。
150人が語り、150人が聞いた膨大な東京の断片。社会学者で芥川賞候補にもなった岸政彦が編集する「東京の生活史」は、東京で暮らす個人の人生がそのまま、不思議な重力を伴って蓄積されていく。故郷・沖縄から出てきた日々を語る父。客から身を守るコツを語る風俗嬢。父の死に際に見た花火を語る女性。150人の“私のかけら”が交錯して、偶然と必然のあいだから新しい“ふつう”の東京が浮かび上がる。
多くの普通の人のインタビューです。
淡々とインタビュー映像が流れて行きます。
それぞれが普通だからこそ、胸を静かに打ちます。
東京だったら私一人くらい生きていける…って、田舎での息苦しさから開放された自由さを満喫する人の重い一言です。
普通のどこにでもいる女の子が、風俗で働いてて、なんとなく昔から風俗で働くだろうなって思ってたとか。風俗嬢同士のつながりは希薄とか。悪い客からの逃げ方とか。多くの客がどうして風俗で働いているの?って聞くとか。
すごくリアルです。そして男性客の矛盾。ずるさ。が透けて見えます。
沖縄から出てきた多くの若者は沖縄に戻っていく。
淡々と切なさが滲みます。何も変わってない。
小泉今日子さんの朗読です。インタビュー回答をそのまま読んでます。ナレーションではありません。すごくよかった。
「この番組の中には傍観者が一人もいない。私は私の人生の当事者だが、それぞれの人生に当事者が存在する。
— nhk_Etoku (@nhk_Etoku) 2021年9月18日
他者と自分、適切な距離を持ってこの社会の中に共存しているということを改めて意識したいと思った。
その意識は、もしかしたら他者への理解や思いやりに繋がるのかもしれない。」小泉今日子 pic.twitter.com/PNoY7WbklT
いいドキュメンタリーでした。
ありがとうございました。
【お知らせ】Eテレで『東京の生活史』制作過程を追った1時間のドキュメンタリー番組が放送されます。たくさんの聞き手と語り手の方々も登場します。なんと朗読は小泉今日子さん! みなさまお楽しみに。
— 岸政彦 (@sociologbook) 2021年9月11日
「私の欠片(かけら)と、東京の断片」
ETV特集 9月18日(土)午後11:00https://t.co/TCk1GbBSDG pic.twitter.com/bkKhWf9O6W
これ買おうかな。悩む。
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こんなに高いのに。