って言うNHKの番組があります。
持論口論と並んで、簡素なセットで10分間、出演者一人語りの無味乾燥な番組です。
でも、面白いんです。
講演料を取れるような人物(だと思う)が10分間みっちり話すので、面白くないはずがありません。でも面白くないこともある。たぶんこっちの問題。
で、今回はこれ。
要約が掲載されてます。NHK HPの片隅でひっそりと。
これだけのコンテンツなんだから、も少し宣伝したほうがいいと思うけど。
国際数学オリンピックインド大会に出場し、日本人女性として初めて金メダルを獲得。
音楽については4歳の時からピアノ・作曲を学んでいたというが、大学入学後ジャズに興味を持ち、2002年頃から独自のトリオを率いてライブ活動を本格的に開始。2003年夏には渋さ知らズに加入し、キーボーディストとしても活動
って、すごすぎ。
それがリビングでゴロゴロしながら見れるなんてサイコーだ。
一番の衝撃はこれ。
私自身は子どものころから数学と音楽の世界に魅了され、今は本当に多様な活動をさせていただいています。私にとっては数学も音楽も、できるから楽しいのではなく、むしろ、できないから楽しいのです。そこには、一生たどりつけないであろう奥深い世界があります。でも、試行錯誤しているうちに徐々に霧が晴れて、何か大事な本質が心の目や耳に開かれてくる。この感覚がたまらなく面白いのです。
これすごくないですか?
数学オリンピック金メダリストなんだから、絶対に数学が得意なはず。「得意だね」って言われ続けていたに違いない。というか、この人より数学が得意な人なんていない。でも「できるから楽しいのではなく、むしろ、できないから楽しい」って。まさに自分軸があるからこその言葉。大谷くんとか、松山選手とか、将棋の藤井君とかに通じる。これぞ探求者のあるべき姿なんだろな。
最近、聞いた言葉で、最も心揺さぶられる言葉でした。
こんなに価値ある番組なのに、誰も知らない。
でも反響はある。
先程、コーヒーを淹れながら、NHKEテレから今年一番深い言葉が聞こえてきた。押っ取り刀で録画したが、最初の30秒程は録画できなかった。「論点・視点」という番組で、ニコニコしながら中島さち子氏と言う若い女性が話をしてた。ピアニストで数学研究者だというこの女性は一体何者なのだ。 pic.twitter.com/rR5KJaELIJ
— 根本清治 (@nemuri820) 2022年1月4日
そして私はいつまで経っても自分軸がない。
今日のチーム仕事
— ふぇでらお federao (@ymcf6) 2022年1月11日
「俺は手伝わなくてもよさそうだな」
って言ってみたら、
ヘルプに来ていた女子社員に、
「課長も一緒に戦いましょうよ」
と言われ、
速攻手伝う