昼休み、部長と雑談してました。
部「また北朝鮮がミサイル発射したな。」
私「らしいですね。」
部「そもそも日本海側に原発がたくさんあるのが問題なんだよ。」
私「? どうゆーことですか?」
部「原発にミサイル当てられたら終わりだろ。」
私「えっつ?太平洋側に全部移動したらいいんですか?ミサイル射程距離内の移動ですけど」
部「いや、そもそも原発をなくすべきだ。」
私「SDGsが意識されている時代に化石燃料に戻るんですか?」
部「化石燃料じゃない。木炭だよ。」
私「火鉢ですね。木炭ってCO2出ないんですか?」
部「木炭は成長した木から作るだろ。木はCO2を吸収する。だからトントン。持続可能な社会。トラウデンもびっくり。究極のSDGsだよ。」
私「でも木炭発電なんて聞いたことがありません。どうして誰も木炭発電してないんですか?」
部「俺以外、みんなバカだから。」
私「私も含まれてますね。」
さすが部長。ワンダー理論です。
そもそも理系でこだわりの職人気質。抽象度低め、頑固一徹。それが団塊男子。
でもこの話、俄然、興味が出てきたので、調べてみました。
木そのものを燃やすより木炭を作ってエネルギーにするほうがCO2排出が多くなるようです。しかもCO2吸収量より排出量のほうが結局多くなるようです。そしてそもそも木は燃料としての価値が低いとされてます。扱いづらい。重いし、山奥にある。運び出すの大変。燃やすとゴミが出る。間伐材問題など、捨てられる木の扱いに困っているようです。
ちなみに諸説あり。
木は重いし山奥にあるので、海外輸入に負けている。と考えると石油やガスってほんと使い勝手が良い。パイプライン移動は簡単だし、エネルギー効率も高そう。CO2出るけどゴミ出ない。そりゃ遠くから運んでくるだけの価値があるってこと。
そういえば鹿などの害獣も同じ問題がある。
山奥にいるので殺した後が問題。持って帰る手段がないので、ほとんどが山奥で放置されてしまう。
部長が考えるほど世の中は単純ではない。
でも考えるいい機会になりましたので、よし。感謝。