「究極の後出しジャンケン」はめちゃ有効なのになんで使わないんだろう
会社で働いていると、各部署がそれぞれ“独自のやり方”を持ちたがるのをよく見かけます。他社の成功事例があっても、それをそのまま取り入れず、なぜかオリジナリティを追求してしまう…。特に、共通の課題に対しても各部署がそれぞれ別々に対応しがちです。これ、なんで起こるんでしょう?そして、どうしたらもっとスムーズに他社や他部署から学べるようになるんでしょうか。
まず、こうした現象が起こる一因は、部署ごとの“プライド”や“セクト意識”です。「うちのやり方が一番」とか、「他の真似をしたら負け」みたいな雰囲気、ありませんか?さらに、長年やってきたやり方に固執する人も多いです。「これで今までやってきたし、大丈夫」とか、「別に困ってないから変えなくていいでしょ」という思考ですね。
でも、実際には他社や他部署から学ぶことのメリットはめちゃくちゃ大きいんです。いわば、究極の後出しジャンケンのようなもので、成功例を真似しつつ、そこに少しの工夫を加えれば、リスクを抑えて成果を出せます。たとえば、FacebookはMySpaceを研究し、弱点を改善して大成功しましたし、ユニクロもGAPをモデルにしつつ独自の進化を遂げています。
じゃあ、どうやったらこの“学び”を社内で広められるのか?いくつかポイントを挙げてみます。
1. 成功事例を見える化
他部署や他社がどうやって成果を出したのか、その具体的なプロセスや数字を共有するのはめちゃくちゃ大事です。たとえば、社内のカンファレンスや勉強会で事例を紹介したり、成功事例データベースを作ったりすると、「これ、使えそう!」と感じやすくなります。
2. トップダウンのリーダーシップ
「他から学ぶのは恥じゃない」というメッセージを、上層部が率先して発信することも重要です。定期的に他社を視察して、その内容を全社的に共有する仕組みを作ると、「後追いするのもアリかも」と自然に思えるようになります。
3. 部署間の横断チームを作る
共通の課題については、各部署がバラバラに対応するより、代表者を集めた横断的なチームを作るのが効率的です。これなら無駄な作業も減るし、全体としてのスピード感もアップします。
4. 模倣を称賛する文化を作る
真似ることが評価されない環境だと、どうしても独自性を求めがちです。逆に、他から学んで成果を出した部署を表彰したり、「これってすごい!」とみんなで称賛する文化があれば、自然と模倣が促進されます。
5. 心理的なハードルを下げる
「他から学ぶ」と言うと、なんだか自分たちのやり方を否定されるように感じる人もいます。まずは少しずつ成功事例を取り入れて、「これ、けっこういいじゃん」と実感させることが大切です。
要は、他社や他部署から学ぶのは、決してプライドを傷つけることではなく、効率よく成功するための近道なんです。オリジナリティももちろん大事ですが、まずは成功例を素直に受け入れて、自分たちに合った形に改良していく——そんな柔軟な姿勢が求められる時代だと思います。