幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

これは犯罪だ。というのはというのは主観の問題なのか。

アナザーストーリーズ 全米が騙(だま)された!世紀の贋(がん)作事件 

NHK~BS 7月19日(金)午前11:15〜午後0:00(45分) 

www.nhk.jp

 

まるでドラマのようなお話です。コールドケースなんかで見たような気もする。

 

 

 

このドキュメンタリーは、犯罪とは何か?という問いを私たちに突きつけてきます。

主人公には悪意はなく、幼少期のトラウマから適応障害を抱えていました。承認欲求に突き動かされ、自分で作った贋作を本物に偽って美術館に寄贈し続けたのです。その贋作の出来があまりにも素晴らしかったため、長年にわたりバレることなく、多くの作品が世に出回ってしまいました。

彼には悪意も利益もありませんでした。彼が得たのは晴れがましい名誉と、高級レストランでの食事くらいでした。最終的には罪を償い、自分の贋作個展を開き、人々の絵を描いて喜ばせる仕事に就きました。しかし、罪は罪として残ります。

この事件により、傷ついた人々もいました。許せないと考える人も少なくありません。

このドキュメンタリーは、「悪意がなければ罪なのか?」「結果的にうまくいっていたら罪ではないのか?」といった問いを投げかけ、多くのことを考えさせてくれる内容でした。

アナザーストーリーズの視聴を通じて、贋作事件の背景にある人間ドラマや社会的な影響について、深く考える機会を持ってみてはいかがでしょうか。