幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

死ぬ間際の映像を流すのは普通のことになりつつあるのかな

坂本龍一さんの最後の姿

坂本龍一さんも死の間際の様子を公開していました。このドキュメンタリーも同様に、覚悟を感じさせる内容でした。


特別な作品

俳優の娘がNHK放送作家であるという偶然が生んだ作品で、他に見たことがないほどの内容です。再放送されると思いますので、決まりましたらX(旧Twitter)でお知らせします。

 

 

BS1スペシャ
「老いてなお花となる最終章 俳優・織本順吉 父と娘 最後の記録」

www.nhk.jp

 

2020年からのシリーズ

第一弾は老俳優の衰える姿、第二弾は俳優を引退した老人の衰え、そして死に至る姿を記録しました。今回は第3弾で、残された放送作家の娘さんの後日談です。


娘さんに残された疑問点

  • 父の行動についての疑問: どうしてこれほどまでに家族を顧みなかったのか?
  • 映像を撮らせた理由: どうして最後の悲惨な様子まで映像に残したのか?

この2つの疑問に迫るドキュメンタリーとなっています。


娘の執念

父のかつての仲間を訪ね歩き、自宅の登記まで調べ上げ、土地の名義人である女性を追いかける姿が描かれています。さらに、父と二人で暮らしたマンションを訪れ、そこからの風景を眺めるなど、娘の執念が感じられます。


普通のコミュニケーションでは解決しない理由

親子ともに、これほどまでの回り道をする必要があったのか。普通にコミュニケーションを取れば済む話なのに、どうしてここまで回り道をし、追いかけて、正解かどうかもわからない答えを求め続けるのか。その必要性についても考えさせられる内容です。


娘の思いと父の過去

ドキュメンタリーを通して見えてくるのは、娘の執念の裏にある父への深い思いです。父のかつての仲間たちを訪ね、自宅の登記を調べ、父の過去の足跡を追い続ける姿は、単なる探求ではなく、父への愛情と理解しようとする切実な願いが込められています。父と過ごしたマンションを訪れ、かつての風景を眺めることは、娘にとって過去と向き合う大切な時間でした。


まとめ

このドキュメンタリーは、家族の複雑な関係と、人生の終わりに向き合う姿を通して、視聴者に多くのことを考えさせるものとなっています。親子の絆と距離、そして愛情の表現の仕方について、深く考えさせられる内容です。