先日の講演会で、
「どうしてパンダは太っているのか」
ということを聴いてきました。
もともとパンダは生後直後は100g程度なのですが、大人になると100kg近くまで太っていくそうです。
ところがパンダは笹しか食べません。笹だけでこれほど大きくなれるのでしょうか。
よく言われている理由は
笹をたくさん食べるから。ということなのですが、ほとんどカロリーのない笹をたくさん食べても、太るほどのカロリーは取れないんじゃないか。と私は思ってました。
今回の講演では、
パンダの腸内細菌が食物繊維を分解して酢酸などの短鎖脂肪酸にすることができるので、そこからカロリーを取ることができる
と言ってました。
なるほど「腸内細菌」か!
そうするとサラダ(食物繊維)しか食べない人でも、腸内細菌が対応していればカロリーを取れてしまうということですね。
つまり太る痩せるも、腸内細菌の種類や多少に応じて決まっているのかもしれません。
他に調べてみると
海外旅行などをして食事が普段と変わると、元の食事が食べたくなるのは、腸内細菌が変化してしまい、変化に追いつけない体が元の食事を欲しがるからかもしれない
という説も見ました。
胃がんと胃にいる細菌(ヘリコバクタピロリ)が関係するので、除菌すると胃がんにならない
のですが、それと同じ様に、
菌を減らしたり増やしたりすることで、ダイエットができたり、病気が治ったりする
将来も近いかもしれません。
久々に、理系っぽい記事でした。
腸内細菌恐るべしですね。