なんでキューバで野球が盛んなのか?
私は大の野球ファンですので、野球に関しては、ちょっと詳しいんじゃないかなと思ってます。
でも今回のTVは知らないことばかりでした。
野球ファン必見です。
キューバが野球で有名なことは、野球ファンなら誰もが知っていますね。WBCでサムライジャパンと何度も対戦しています。
NPBで代表的な選手は、ソフトバンクのデスパイネ選手。中日のビシエド選手。古いところでは西武のデストラーデ選手。
MLBでは、キューバとアメリカとの関係が悪いので、アメリカ亡命しないとMLBには行けません。
かつてDeNAにいたグリエル選手は1年後に亡命しMLBで活躍しています。他にもコントラレス投手、チャップマン投手など、亡命後にMLBで大活躍した(している)選手がたくさんいます。
で、なんでキューバで野球が盛んなのか?
今でこそ、キューバ周辺の国、ドミニカやベネズエラでも盛んになってきましたが、当時はキューバだけだったと思います。
私はてっきり国策、カストロ議長の肝いりだと思ってました。
でも半分正解でした。残り半分は、
キューバは、野球をしていないスペイン植民地でした。
独立前、スペインは野球を反スペインの象徴として禁止していたのです。
独立後は、その反動で、野球が盛んになりました。
そして当時、アメリカでは黒人選手は人種問題のためメジャーに入れず、ニグロ・リーグにしか参加できなかったので、冬は隣国で常夏のキューバへ行き、キューバプロリーグに参加していました。だから当時、世界で一番強い盛んなリーグだった可能性がある。
なるほど。
野球が独立運動の象徴になっていたのは驚きです。
元イギリス植民地、オーストラリアやインド、南アフリカでクリケットが盛んなのと全く逆ですね。
なんでだろ?
同じように搾取してたし、同じように独立で揉めたのに。
それほどスペインが横暴だったんでしょうか?そんなふうに思えないけど。
ドキュメンタリーには懐かしの往年の名選手がどんどん出てきます。
元ドジャーズ監督、トミー・ラソーダもインタビューに答えていました。
懐かしい。
彼は野茂投手がメジャーに行った時の監督でしたね。たくさんの日本人記者がLAに行って、野茂の話ばかり聞くので、みんな嫌がっていた中、彼だけが嫌がらずに日本人は素晴らしいと言い続けていました。リップサービスだったと思いますが。