幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

ロッククライミングでNo.1になり、義足研究でNo.1になる

昨日、ロボットの小説の感想文を書いた直後、人工義足のドキュメンタリーという偶然です。

 

これ、運命的なストーリーで、すごいです。

「人体と機械の融合を求めて-生体工学者ヒュー・ハーの挑戦-」
人間の足と同じような構造を持ち、脳からの指令で自在に動かすことができる「バイオニック義足」。その開発の第一人者で自らも義足を装着するヒュー・ハーの活動に密着。

 原題:AUGMENTED(アメリカ 2022年)

www.nhk.jp

 

まずは17歳!!でアメリカNo.1のロッククライマーになっていることもすごいのですけど、その彼が無茶をして雪山で遭難。そして凍傷で両足を失う。これで終われば、ただの栄光からの転落物語だったのですけど、そのストーリーがその後、何十年も続きます。

両足を失ったものの、再びロッククライミングがしたいため、専用の義足を開発し始めます。数学や物理学なども学び始めます。またロッククライミング専用の義足のほうが、普通の人間の足より登りやすいことにも気が付きます。もうこの時点でも十分、面白い話です。

そしてさらに義足の開発を進め、自分の意思で動く関節を持つ義足まで作り始めました。後半の義足の動きを見てください。ほんとにすごい。

オリンピアンが義足で非障害者よりも早く走れるどころではありません。

 

もう感動しかありません。

両足を失ったら、寂しいベッド上の生活になります。よくても車椅子生活。

彼も同じように悲しみにくれていたのですが、ふとした思いつきから義足を開発し始めたんです。この転換がすばらしいですよね。これもロッククライミングが彼に与えたギフトなのでしょうか?そして義足を研究している研究者が少ないことに気が付き、猛勉強の末、誰も考えたことのない動く義足を開発するのです。

ロッククライミングでNo.1になり、義足研究でNo.1になるって。すごすぎ。大谷くんじゃないか。

 

そのうちに再放送されるに違いありません。こんなに面白いのだから。

また再放送決まればツイッターで流します。