幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

ガイドさんから学んだシンガポール

昨日、シンガポール現地ガイドさんの話をしました。

 

yoshimor.hatenadiary.jp

 

今日は、私が彼から学んだことについて書きます。

 

私が最も聞きたかったことがシンガポールの日本占領時代についてです。シンガポール国立博物館ではこんな展示を

日本軍の戦車です。他にそんな恐ろしいもの、大きなものはありません。これだけ。

つまりこれはとても大事な展示物。

 

シンガポールは占領時代に大変な目にあった。

私が聞きたかったことは、アーロンさんに「占領時代についてどう思っているのか?」です。

アーロンさんは、「今の人はだれもそんなことを気にしていない。シンガポールは小さな国。過去のことはどうでもいい。それより今、仲良くしてくれる国を大切にしないといけない。だから日本と敵対しようとしている北朝鮮はだめです。」と言ってました。

 

シンガポールは占領時代に大変な目にあった。もう二度と占領されないようにしないといけない。

でもシンガポールには、資源も国土も国民の数も少ないので、できるだけ優秀な人に来てもらいたい。そして税金などで優遇するわけです。そうすると中田あっちゃんが来るわけですよね。日本とのつながりができる。他国とどれだけ連携できるかが生命線。国民の75%は中国人だけど、多様な文化を無理矢理受け入れないと生きていけない。少数の宗教や国籍の人にも寛容なのは当たり前。ロシアも北朝鮮も関係ありません。全方位外交です。

そのためにも国の治安や秩序、清潔さが大事。厳しい罰則付きルールがたくさんあります。ゴミのポイ捨てが罰金刑というのは有名ですよね。喧嘩は両方とも罰せられる。正当防衛はないそうです。治安を守るためアホほどルールがあります。国民は小さい頃からルールに縛られ続けるそうです。どこも清潔できれい、ホームレス1人もいない。ゴミ1つ落ちていない街。ちょっと過剰。ゆるさが全くない。

 

それとも一つ

18歳から20歳まで兵役義務があります。韓国のような特別な配慮は全くありません。国民は全員兵役をしないといけません。金持ちであっても国民的英雄であっても兵役義務を逃れるとシンガポール国籍を失うそうです。

その雰囲気はアーロンさんからも感じました。40歳代、病院職員ですが、副業としてガイドをしている。春節祭の夜に、家族と過ごすべき時間に、われわれのために働いている。

子どもたちもそうです。勉強漬けで、お金持ちになりたければ、いい高校、いい大学に入ることが必須なんだそうです。

 

つまりシンガポール国民である限りは、めっちゃ頑張らないといけない。

 

観光客としてシンガポールを訪れるには、治安が良くて町がきれいで、楽しめるのですが、国民は大変。

 

も一つ

レストランで出されたドリンク。

ドリンクの缶を蓋を開けずに出されました。

つまり当店はまがい物のドリンクではなく、正真正銘のシュウェップスを出す真っ当なお店なんですよ。ということ。

日本では逆の意味ですよね。

 

海外に行くと、ほんと勉強になります。