幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

氷点下へのダイビング

この番組を見て、思い出したことがあります。

数十年もの間、思い出したこともなかったのに。

 

 

www.nhk.jp

 再放送あります

 

BS世界のドキュメンタリー 選「氷点下へのダイビング-心癒やす旅路-」 (NHKBS1)8月11日(水)午後3:05~午後3:50(45分)

普通の水着とゴーグルという軽装で氷点下の海や極寒の湖に潜るオランダ人のフリーダイバー、キキ・ボッシュ。「癒やし」の一環として実践している潜水の試みをドキュメント 

 

小学校の国語の教科書に載っていた作品です。

とある少年の体験談。たぶん実話。

泳ぎが得意なので、毎日海の沖に向かってどんどん泳いでいく。そして沖で釣りをしている近所のおじさんの船まで泳いで、釣りが終わった後、連れて帰ってもらってた。ところがある日いくら沖に泳いでも、その漁船が見つからなかった。その日に限っておじさんは漁を休んでいたのだ。そこで少年はパニックになってしまったが、帰るしかないと心に決め、陸に向かって泳ぎ出すことになる。まっすぐ戻った場合は、引き潮に流されてしまうので、斜めに泳いでいくことにする。数時間泳いで何とか隣町の海岸に着いた。

 

私も泳ぐのが好きで、この話の真似をして、よく沖に向かって泳いでいました。そして沖に出すぎてしまい、または引き潮が思った以上に強い場合、パニックに陥りそうになりました。あのゾッとする恐怖感は、数十年経った今でもしっかりと私を捕まえています。

でもパニックは何の助けにもならないし、酸素消費量が増え、疲労が増える。こういう時は何も考えずにいつも通り冷静になって泳ぎ続けるのみ。

 

この番組の女性は、トラウマを抱えていたが、普通の水着とゴーグルという軽装で氷点下の海や極寒の湖に潜ることで、自分自身を取り戻しました。

最も危険な事はパニック!

パニックは集中力もエネルギーも酸素も奪ってしまう。

最初は宗教かと思ったくらい、精神性を訴えている番組。

 

静かな作品ですが、心に強く訴えかける作品でした。

所要時間18分