幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

第2話 結婚できないにはワケがある。プリンセス編

理想の男性と結婚したいプリンセスと、完璧な男性のラブストーリー。30歳までに結婚したいと夢見るプリンセスの後藤まりこ若月佑美)は、理想の男性だったイケメンで高学歴、出世街道まっしぐらの同級生、富澤光央(速水もこみち)と付き合うことに。しかし、彼の母は過去にトラブルを抱えていた。

 

私の名前はプリンセス、後藤まりこ若月佑美)。

前回は大学時代、富澤光央(速水もこみち)さんとの出会いまでお話しました。

引き続きお話を続けますね。

 

夢のような大学生活は終わりました。

卒業後は周囲の目もあり、二人で会うことは難しくなりましたが、二人の交際は順調でした。

なんと言っても私達には未来があります。そしてまたあの大学時代のような幸せな日々を送りたいと思ってました。

二人とも若かったんです。私達の愛はどんな困難でも乗り越えて行けると本気で信じていたんです。 

 

私はプリンセスとしてやるべきことをしました。

イギリス王室は昔からのお付き合いです。イギリス留学はプリンセスならば必ず行くべきものでした。富澤光央(速水もこみち)さんからは遠く離れてしまいますが、マスコミや国民の目は少なくなりました。なので、一度は富澤光央(速水もこみち)さんは、わざわざ会いに来てくれたこともありました。他にもブータン王室訪問など、プリンセスとしてすべきことをしました。

 

富澤光央(速水もこみち)さんは、非常に有能な方なので、弁護士として出世街道まっしぐらでした。

 

私は、いよいよ自分の幸せを考える時が来たのだと思いました。

そのために今まで頑張ってきたのです。

あの大学時代のような幸せな日々を送りたいのです。

結婚の相談をすると両親も王室の皆も喜んでくれました。

私達の結婚に何の障害もありません。

 

 

そして国民の皆様に富澤光央(速水もこみち)さんとの婚約を発表したのです。

 

二人での記者会見は緊張しましたが、公の場で初めて二人で並べたことが、嬉しいものでした。

私達は今までのプリンセスとは違う。国民に祝福されていると感じました。

 

私の次に結婚するであろう妹や弟、いとこも、あの呪いからは解き放たれるだろうと思いました。

 

でもその考えが勘違いだったと、すぐに思い知ることになります。

 

 

第3話に続く。

 

 

Inspired by ちきりんさん

chikirin.hatenablog.com

 

この記事に登場する人物や団体は架空の存在であり、実在する人物や団体とは一切関係がございません。あらかじめご了承ください。