ドイツ戦2-1勝利を振り返って
まず驚いたのはアナリストの言った通りだったことです。
アナリストは「ドイツと日本は互角」と言ってました。
ほんとに紙一重の差。どっちが勝ってもおかしくなかったですね。
アトランタの奇跡は本当に奇跡だったけど、今回の勝利はドーハの奇跡ではありませんでした。ドイツは格上ではなかった。それだけ日本が実力をつけてきたのだと思います。代表選手の堂々たる戦いぶりに胸が熱くなりました。
前半はドイツペース
完全にドイツペースで日本の右サイドを何度もえぐられ、失点に繋がりました。ドイツ6司令塔キミッヒの好きなようにされていました。
最初からハイプレスで行くべきとの解説がありましたが、そんなの持つわけありません。バテてしまって後半の逆転の芽も摘んでいたと思います。
それにしてもドイツはパス回しはめちゃくちゃうまい。ほとんど1タッチ。グルグル回る。日本よりはるかに上でした。それでも最小失点で行けたのは大きかったです。日本が格下相手にパスを回しまくって点が取れず一発のカウンターで負けるというパターンを地で行ってしまった。
追い込まれた日本の決死の作戦
後半、3バックというほとんどしたことのないシステムを投入し、ドイツの好き放題を封じました。これも思い切った作戦。さらに選手交代を全て攻撃的選手を投入するという極端な作戦も功を奏しました。一方で守備陣の負担は半端なかったはずです。ちょっとしたはずみで失点してもおかしくない状況でした。追い込まれたためにリスクを犯した思い切った作戦だったのですが、両刃の剣になってもおかしくなかったと思います。
今大会で採用された5人交代枠というのも、無ければ日本の逆転はなかったかもしれません。これをうまく使った森保監督の力量ですね。今大会はこの5人交代枠の使い方が一つの鍵になるかもしれません。
予想通り実力は互角。監督の力量差で勝利したと思います。