幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

親子問題でもあり、世界中の問題でもある。アイヌ問題

社会問題に興味があったのですけど、アイヌ問題については全く解っていませんでした。

 

再放送


ETV特集 二風谷に生まれて ~アイヌ 家族100年の物語~     

NHK Eテレ
2月8日(木)
午前0:00〜午前1:00(1時間0分)

www.nhk.jp

北海道平取町の二風谷には、アイヌ民族にルーツを持つ人が多く暮らす。貝澤太一さんもその一人。祖父と父は「二風谷ダム裁判」を提起し、初めてアイヌ先住民族と認める判決を勝ち取った。あれから30年近くがたち、何が変わり、何が変わっていないのか。太一さんは祖父と父が歩んできた過去を振り返ろうとしている。太一さんの視点から3代にわたる家族とアイヌの歴史をひも解き、日本社会とアイヌ民族の現在と未来を見つめる。

 

なんだか切ない話です。

 

アイヌの人々は差別され、サケなどの狩猟を禁止され、仕方なく稲作を始めたけど、不要なダム建設で土地も奪われ、アイヌの神聖な土地もズタズタにされる。

 

オーストラリアのウルルが先住民族の聖地なので、登山が禁止されたよね。なんで同じことが日本でできないんだろ。

 

ダムは八ッ場ダムと同じ。作る意義は途中からなかったのに、最終的に作ってしまった。その後の裁判でアイヌ側の勝訴。

 

これ民族浄化だよね。ウイグルのことをどうこう言えないんじゃないかな。沖縄の人たちが怒っているのもわかる。さらにアメリカも先住民族にひどいことをした。どこの国も同じ。何も言えねえ。はず。でも今になって中国批判してる。日本は高度経済成長と引き換えにたくさんの罪を犯したんだよね。

 

アイヌにルーツを持つ貝澤太一さんは、この裁判を起こした人の孫。

 

彼は不思議なことに幼少期はアイヌであることを意識したこともなかった。高校入学後に、友人に「お前、アイヌなのか?」と言われて「そうだよ。だからどした?」って言い返した。ってなかなか痛快。私にはできない。

寮母さんに「あなたはアイヌっぽくないから大丈夫。」と言われてなんとも言えない気持ちになった。

 

彼のお父さんは、「親の仕事を子供に押し付けるのは私で最後でいい。私のことを子供に押し付けるわけにはいかない。」って言ってた。

これも重い言葉。

一方で、息子の農業仕事を逐一見に来ていた。言葉通りに受け取れないよ。

 

親子問題でもあり、世界中の先住民族問題でもあり、SDGsでもある。

 

これを見に行ったときも勉強したはずなんだけど、そんなの全く理解してなかったな。

2023年3月 旭川市博物館にて