幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

日本人の流されやすさについて

再放送    

映像の世紀バタフライエフェクト 安保闘争 燃え盛った政治の季節

NHK総合 6月13日(木) 午後11:50〜午前0:35(45分)

www.nhk.jp

 

日本人は流されやすいと言われることがあります。太平洋戦争に突き進んでしまったこと、終戦後には一転して平和主義者となったこと、そして民主党政権を選んでしまったことなどがその例です。

 

安保闘争もその一つかもしれません。実は安保闘争は2回ありました。1960年と1970年です。「60年安保」という言葉は聞いたことがありますね。1960年の安保闘争岸信介内閣(安倍晋三氏の祖父)が安保法案成立と引き換えに倒れた時のものです。1970年の安保闘争は、安保条約の自動延長のタイミングに行われたものです。安田講堂日比谷公園事件など、この時期に多くの事件が発生しました。一つの事件として認識している人が多いかもしれませんが、実は2回あったのです。

 

番組では、現代の英雄と呼ばれた全学連委員長・唐牛健太郎氏についても取り上げられていました。この人物についても私はほとんど知りませんでした。現代の英雄と呼ばれたにもかかわらず、現在ではほとんど知られていないのです。その後、安保闘争は嘘のように収束し、若者たちは社会に順応していきました。唐牛健太郎氏もひっそりと表舞台から姿を消しました。これも日本人が流されやすい証拠でしょう。

 

さらに、過激派たちの残虐な犯罪もありました。あさま山荘事件やリンチ事件など、過激派は自らが作り上げたユートピアを自ら崩してしまったのです。

 

こうした時代を冷静に見つめることができたら、どう感じるでしょうか。村上春樹さんが多くを語らない理由も少し理解できる気がします。