この雑誌、Kindle unlimitedなので、必ず読んでます。
他の作品も良かったので記録しておきます。
なんで記録しておくのかと言うと、二度買いしてしまうからなんです。
アマゾンなら二度買い警告が出るんですが、できればアマゾンで買いたくないんですよね。
ブクログ federaoの本棚 (federao) - ブクログ
で管理し始めたから、間違って2回買うことなくなったんだけど。
雑誌からの単行本化は、管理できないんだよね。
なんかいい方法ないのかな。
ということで早速、記録。
今月、最終回が4作品と多かったですね。寂しい。
今月号作品
先日、感想文書きました。シリーズ化されるのに気がついてなかった。鮮やかな終わり方だったので、終わりかと思ってました。楽しみ。
2,有栖川有栖「捜査線上の夕映え」
かの有名な有栖川作品ですが、初めてなんです。前作の知識なしでも、すぐに馴染めました。まだモヤモヤ段階ですが、すでに十分、面白いです。
3,一穂ミチ「光のとこにいてね」
最も心揺さぶられる作品。下町育ちにはたまらない。子供時代の貧富って。見たいけど見たくないという複雑な感情が揺れ動きます。衝撃の幼馴染との再会。早く続きが読みたい。
4,武田綾乃「世界が青くなったら」[最終回]
爽やかなファンタジー小説。「君の名は」、映画「夏への扉」のいいとこ取りの設定なので、同じような展開を予想していたのですが、最終回は違う展開でした。いい意味で裏切られました。「君の名は」「夏への扉」に並ぶ作品。
5,島本理生「星のように離れて雨のように散った」[最終回]
島本さんは上手いですね。宮沢賢治、新興宗教、家族の過去のトラウマ、距離感のわからない彼との関係、そして書いている小説が頓挫している。どれも興味深いです。これだけの題材を扱っているのに、とっちらかってない。そして心の奥をシーンとさせます。彼とは別れると思ってたんだけどな。
6,長浦京「アキレウスの背中」[最終回]
元ランナーとして最も熱くなった作品です。丁寧な取材したことがよく解ります。警察物。テロ物なので悲劇的な結末を予想していたのですが、テロのスケールを落とさず、まとめ上げたところはすごいですね。爽やかな終わり方でした。ランナーはぜひとも読みましょう。
7、藤井太洋「オーグメンテッド・スカイ」
今どきの田舎の高校生もの。動画作成。鹿児島。寮生活。動画を作ってないので、ちょっともたつき感を感じました。今後の展開に期待。
8、相場英雄「マンモスの抜け殻」[最終回]
警察物でハッピーエンドなんですが、じわっと心を締め付けてくる作品でした。小説内の事件は過去の事件と絡んでいることが匂わされていたんですが、これが読者全員を裏切る匂わせ。これが効いてました。介護の現状。それに集るブラックな人たち。それに頼ることしかできない弱者。シビアな作品でした。
また次が楽しみです。
こうして記録していても、数年後に買ってしまって、これ読んだことあるなと思いながら読むんだろうな。