MECE (Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)って知ってますか?
ロジカルシンキングの一種の方法です。直訳すると「お互いに重複せず、全体に漏れがない」ということです。
基本的には2つの軸(概念)を組み合わせて、4つの領域に分け判定します。
アパレル、ユニクロ:低価格おしゃれ。一方、低価格機能的が空白だった。そこにフランス、デカトロンが参入。MECEって使い勝手がいまいちと思ってたけど、見事な使い方。 https://t.co/1d5CpEb2pC
— federao (@ymcf6) 2019年1月9日
この場合は、アパレルという業界で、高価格か低価格か、おしゃれか機能的かという2つの軸があり、
高価格でおしゃれ: いわゆるブランド プラダなど
低価格でおしゃれ: ファストファッション ユニクロ、ZARAなど
高価格で機能的: 高級アウトドアブランド ノースフェイスなど
低価格で機能的: 空白 ここにデカトロンが参入
MECEって、少し古い方法、一時期すごく流行ったので、こういった空白はほとんど残っていないと思い込んでいました。なので私は基本的にMECEは使っていません。
ところが今回のような、おしゃれ-機能的という、新しい軸をみつけることで新たなMECEができ、空白をみつけ新しいマーケットが生まれるというものです。
あまりに鮮やかなMECEなので驚きました。
鮮やかすぎるので、デカトロンというブランドが先で、もしかしたらMECE理論は後付なのかもしれません。
とにかくMECEはまだまだ使えるのかもしれません。気が付かれていない新たな軸を探すことが大切なのだと思います。