浮いている上司の、変なこだわり
現在の上司は、悪い人ではないのだけれど、少しエキセントリックで、他の人とこだわりポイントがずれており、周囲から、若干、浮いている。
この上司が気になる点を注意し始めても、周りは「また言い始めた」という雰囲気になり、白けてしまっている。そして能力の割には上司自身の評価も下がる。
どうして誰も得しないのに、言い続けてしまうのか。
上司のこだわりポイントの一つが、とある物品の整備である。我が部門ではかなり重要なものなのだけど、基本的に放置しておいてよいものなのだが、小姑のように、毎時間チェックしろ。と言う。
10年前なら、それが普通のことだったんだろう。他にすることもなくて、それをやっていたら上司から褒められたのだと思う。そうして自分がしていたから、部下にも要求してしまう。俺たちは出来ていた。最近の若い奴らは。。。
これは危険な言葉。
たしかにチェックしておいて損はない。しかし現時点において、他にしないといけないことが山のように増えていて、抜け落ちたら大変なことになる時代。どうでもいいこだわりポイントに労力は割けない。それを説明しても、「俺は間違っていない。」と言い張って聞く耳を持たない。
だから周りは白けてしまう。
どうしてもその整備をしたかったら、「ご自分で、したら。」「それだけをする人を雇ってよ。」ということになってしまう。
そもそも労働力が全然足りない。生産性は昔に比べたら格段に上がっているのだけど、生産性の低い、掘って埋める的な仕事を要求してくる。これは典型的な前の世代の人々の考えだろう。
しかし時代時代は変わっている。客の要求は厳しくなりミスは許されない。昔のように「固いこと言わないでよ。」では済まされない。
これって溝が深いな。