幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

宮本慎也さんのすごい解説

基本的に時事ネタを書かないようにしています。

時事ネタは古くなるので、いつまでも残る記事として古臭くなってしまします。

 

でも今回は、どうしても書いておきたくなった野球試合がありました。

 

この試合です。

baseball.yahoo.co.jp

 

NHKの中継で元ヤクルト、元日本代表の宮本慎也さんの解説でした。

NHKでは、勝負所で解説者が「勝負眼」と言って、リアルタイムで注目ポイントを宣言します。

しかし試合展開によっては、宣言が遅れたり、勝負所がないこともあり、解説者にプレッシャーになっていると思います。

 

試合展開はこのような接戦でした。

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先行の阪神DeNAが追いかける展開。

7回裏、DeNAの攻撃で1アウト1塁の時点で、私は勝負眼が出るかなと思いました。

試合は終盤。しかも阪神には充実した救援陣が控えています。このチャンスを逃せば、このままスルスル終わる気配が漂ってました。

 

しかし宮本さんは出しません。

 

さらに8番戸柱選手の代打、嶺井選手にヒットが出て2アウト1,2塁となりました。

これぞ終盤のチャンス。今度こそ勝負眼。と思いましたが、

 

やはり宮本さんは出しません。

「まだ8回が残っています。8回DeNAは上位打線なので、もう一展開あるような気がします。」

 

えーっつ。そうかな。8回は岩崎投手なので3者凡退じゃないのかな。それより8回表に阪神がダメ押し点を取ると試合自体終わっちゃう。と思ってました。

結局、7回は代打細川選手の力ない内野ゴロで終了。

そして問題の8回裏を迎えます。

 

岩崎投手に対して、1番桑原選手、2番柴田選手の代打、中井選手の連続ヒットでノーアウト1,2塁になり、ついに宮本さんの勝負眼が出ました。

 

すげえ。ほんとにもう一展開きた!

 

どうしてこれが予想できたのでしょうか?

桑原選手はこの打席まで2三振1内野ゴロと良いところなし。中井選手はこの打席まで6打数0安打打率0でした。さらに岩崎投手はこの試合まで失点0防御率0でした。

このまま勝負眼を出さないまま終わるリスクが十分あったのに。

 

普通では考えられません。さすが宮本さん。

 

さらにも一つ。

 

その後、1点を追加したDeNAは、1アウト1,3塁で、5番好打者宮崎選手となります。

ここでDeNAは1塁走者佐野選手に代走神里選手を出しました。

 

宮本さんは、

「これは疑問です。まだ9回を残していて好打者神里選手を代走で使うのはもったいない。」

9回の阪神の抑えピッチャーは右投手のスアレス投手。左打者の神里選手を使ってしまうのはもったいないような気がします。もし一展開あれば、あと2点必要なDeNAにしてみれば、左打者が二人いるほうが良さそうです。(左の好打者田中選手が残ってました。実際にDeNA最後のバッター嶺井選手の打席の時、ネクストバッターズサークルには田中選手がいました。)

今年はコロナの影響で9回打ち切りです。延長はありません。できれば選手を使い切りたいところです。そう考えれば代走神里選手というのも悪くないような気もします。

なかなか深い読みですね。

 

ほんとにいい試合でした。

そしていい解説でした。

だから野球は止められません。