井上康生さんの講演会に参加しました。
東京、リオデジャネイロ、オリンピック柔道男子日本代表の監督さん
日本中の期待が強く、プレッシャーの強い中、そして明らかに海外勢が有利なルール改正などの厳しい環境下で、すごい成績を残されました。
しがない中間管理職、中高年男子の悩みをに対して、少しでも解決できるヒントがあればいいなと考えていたのですが、私の予想以上の内容で感動してしまいました。
ポイントは
組織作りをしっかりされている一方で、マーケティング(どうすればいい成績が残せるか)もしっかり考えられていた。
ことです。
ちょっと前の日本柔道って、きれいな柔道にこだわり海外勢タックルに苦しめられ、軒並み成績を落としてました。
あんなの柔道じゃない。っていう負け犬の遠吠え。
100*4mリレーが敗退したように、海外勢に研究尽くされ自力勝負になって負けてしまう。
組織作り
Jリーグ理念や大谷くんの目標シートのようです。
応援してもらえる組織作り。いい人戦略ですね。
選手育成
常に考えさせる。強制しない。自立。主体性。がキーワードでした。
ここまでは当たり前。きっと代表監督なら必ずすること。
ここからがびっくりこいたこと。
マーケティング(どうすればいい成績が残せるか)です。
ゴジラという科学研究部があるそうです。これが活躍した。
国際審判の傾向
オリンピックでは反則出るのが遅いという分析が出たので、オリンピックでは我慢する(粘る)と勝てるという勝利の方程式ができた。実際、東京五輪では延長戦(ゴールデンスコア)が非常に多くなり、日本に有利になった。
シード権
分析するとメダル獲得のためにはシード権獲得が重要な要素であることが判明。そのためにオリンピック前の試合でポイントを稼ぐ必要がある。選手ごとにどの大会に参加するか、どこでポイントを取るかなどを分析。ポイントランキング上位に上がることでシード権獲得し有利な状況に持ち込めた。
練習していれば自然に結果につながるなんて甘っちょろいことは考えず、結果を得るため、どうすればいいかを冷静にしたたかに分析している。
聞こえてますか?NHKさん、プロ野球機構さん、日本の多くの会社さん。
最も強い者が生き残るのではなく、
— ふぇでらお federao (@ymcf6) 2022年1月21日
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一、生き残るのは変化できる者である。
ダーウィン
ダーウィン先生、2022年まで見通していたのですか?
わざとコロナに感染、反ワクチンの歌手死亡 チェコ https://t.co/tnteKQfyAk @cnn_co_jpより
新刊「初心」発売されたそうです。
新刊「初心」発売です
— 井上康生 (@ksijudo) 2022年1月7日
タイトルは
『初心』〈時代を生き抜く調整術〉(ベースボール・マガジン社)
https://t.co/3T2Eg7u7Uf
お読みいただけたら幸いです! pic.twitter.com/DNtYu7O2qy
読んでみよ。
応援しております。