このところのNスペ、すごいクオリティです。
NHKスペシャル 混迷の世紀 第12回 難民“漂流” 人道主義はどこへ
これを見てると、人々が極端になっている。
多様性がこれほど言われている時代はないのに、一方で先鋭化している。
トランプ支持もそうだし、ウクライナ戦争も、ガザ侵攻も。
人道的に難民は受け入れるべきだと言う人と、難民が来たら生活が脅かされると言う人。
どちらの意見も正しい。
難民問題で、一時的に治安が悪化したりするけど、巨視的に見ると、人口は増えたほうが経済は発展する。もっと巨視的に見れば、先祖が難民でない人はいないのだから、全てはお互い様。でも人はそんなに巨視的に考えられない。今日明日の生活のことしか考えられない。感情の動物だから、つい過激に反応しちゃう。
この本にもある通り、人間は物語を信じることで発展した。
だから巨視的な物語を信じれる能力はあるはずなんだけどな。
作家たちが、みんなが信じられる物語を作らないといけないと言っているのは、こういうことなんだろうね。
春樹さんってこの時にイスラエルでこんなスピーチしてたのすごいな。
ガザ侵攻の今になって、そのすごさが実感されるな。
ところで日本って、難民をほとんど受け入れてないよね。人手が足りないのに、どうして難民を追い返してんのかな。