ついに読破しました。
2年前に 図書館で借りた時は、ほとんど読まずに返却となったんです
キンドル読み上げ機能で読破できました。
ほんとにスゴ本ですね。
価値観が大きく変化します。
「狩猟採取民族は生活を楽しんでいた。」
というのには驚きました。
歴史の教科書では、
「ひもじい狩猟採取民族は、農耕を始めることにより富(作物)を蓄積できるようになり豊かな生活ができるようになった。」
と解説されていたはずなのに。
農耕民族が狩猟採取に戻らなかったのは、農耕のほうが良かったからだと考えていました。
言われてみればその通りだ。
ネアンデルタール人は壁画を書いて楽しんでいた。
農耕民族は天災に怯えながら、徴税に苦しんでいた。
農耕の最大の問題点は、支配者と天災です。
ユヴァル・ノア・ハラリは違います。
「戻りたかったけれど、戻れなかった。」
変化がゆっくりだったので、戻る道がわからなくなってしまったんだ。
それは現代の携帯やSNS問題にも共通する。
もう元には戻れない。なかった時代の平和には。
現代では再び農業革命が起きつつあります。
天候、天災に左右されない、土を使わない建物内農業です。
これが農耕民族の大きな転換になるのかな。