相変わらず、この本について考えています。
「虚構が多くの人を協力させている。」
一見、何のことかよくわからないのですが、心当たりがあります。
2年前にこの記事を書いてました。
神話や物語というのは、多くの人を一体化させることができる。そしてこれは人間だけが得た能力です。
この本にも同じようなことが書かれていたんですが、いまいち納得してなかったんです。
ほんとに神話がそんな力を持っているの?
ユヴァル・ノア・ハラリは、明確な答えを持っていました。
「神話も、宗教も、共産主義も、資本主義ですら、虚構である。」
私は資本主義を信じています。
最善ではないかもしれませんが、現時点では、他に変わるものがありません。
そしてこの漠然としたルールのもとで、世界は発展しています。
私の信じている資本主義も虚構だったんだ!
本の中ではフランスの自動車会社、プジョーを例えに使って資本主義が虚構であることを説明しています。
この部分だけでも元が取れました。
資本主義が神話(虚構)ならば、本当にものすごい力を持っていることになりますね。
めちゃ納得。