昨日、映像の世紀 シリーズのことを書きましたが、
今日は私のイチオシ回を書きます。
例によって、学校で教えてもらうこともないし。
小学生のころにさかんに政治汚職ニュースで取り上げられてた悪人イメージ。
娘さんの田中真紀子さんが少々口の悪い政治家だった。
というくらいの知識しかありませんでした。
高等小学校卒にも関わらず、東大卒の福田赳夫(福田康夫の父)と総理大臣を争い(角福戦争)で勝った稀有な人物
これだけでも十分優秀であることを物語っているけど、やはり悪人イメージだから、かなり悪どいことをやって総理大臣になったのかな。と思ってた。
すごいのは1970年という戦後間もない時代に、道路建設とテレビの重要性を理解していたところ。これが福田に勝った最大の理由のように思う。
まさに高度経済成長真っ只中。人口は増えるし、インフラはいるし、拡大路線がばっちりハマっている。
そしてオイルショックで全てが反転。
成功体験がでかすぎて、反転に追いつかず、土建汚職、ロッキード事件へ至ったんだろう。
頭脳以外、学歴もお金も何も持たないものが、総理大臣になるには、こういう無理がないとだめだったのかな。
そういう意味では、そういう格差がなくなっている現代は、幸せなのかもしれない。
それにしても登場時は今太閤として持て囃し、だめになったらとことん叩く。って日本人は全然変わってない。
ナベツネさんのインタビューでも少し出てきた
木下さんも、この番組について語ってます