渡邉恒雄さんは、
プロ野球ファンの私からすれば、「たかが選手が」と言ったり、訳の分からない巨人FA補強をするし、ろくなことしないプロ野球の敵という印象で、隠居しはじめて、巨人もまともになったなあという感慨です。
でもこれを見て、ちょっとイメージ違うな。と感じて、
これを読んでみました。
TVと本は同じインタビューから作られているのに、その内容はTVと本で全く違う。どうなってんだ?
読むと「たかが選手が」と言った意味が少し理解できました。
つまり権力に近いところで、やるかやられるかの現実を毎日過ごしてきた立場からすると、ただのプロ野球は遊びに思えるし、その選手に対するリスペクトもわかないってこと。
歴代政権に非常に近い存在で、知識、頭脳が優れていて、戦時中からの肝の座った反戦主義者なんですよね。
安倍晋三元総理に非常に近い存在だったけど、反戦、リベラル。安倍さん自身もリベラルな部分があるので、方向性は違うけど似たもの同士だったのかも。
日本人の移ろいやすさについても苦々しく思っている。
例えば戦後、反戦の吉田政権が出来たけど、すぐにA級戦犯の岸政権になってしまった。こういう自民党の多様性が国民の移ろいやすい要求を満たし、異例の長期政権になったという洞察はすごい。
後継総理に関する密約があって、裏切ったり裏切られたりする政治家がいたっていうことも驚き。総理になるには、それなりの理由、背景があるんだなと思った。岸田さんにも理由があるんだろうな。
これに関する証言が生々しくって真実としか思えない。あの立場で嘘をつく理由もないのだけど。