戦争番組を見て、データが重要だと感じた
この時期はNHKで勉強になる戦争関連の番組が多く放送されています。
昨日見たのはこれ。
小さい頃、祖父などに戦争の話を聞いたことがありましたが、誰も教えてくれませんでした。空襲体験などは教えてくれたのですが、海外での戦争のことや、敗戦なんかについては誰も教えてくれません。
日本史の授業でも現代史は、ほとんどなかったので、理解できなかったですね。
大正デモクラシーくらいで終わってて、一気に高度経済成長みたいな知識の断裂があります。いろんなことが繋がっていません。
さて番組です。
まず驚いたのは、当たり前の話なのですが、証言者は90後半から100歳以上の人ばかりです。この指揮官の娘は90代!です。
おそらく記憶もいくぶん失われていると思います。インタビュー中に泣いてしまい、話せない人もいました。
私がぼーっと生きている間に、多くのものが失われてしまったのだろうなと思います。
この娘さんは、亡国の指揮官の娘という過去を隠して生き続けたと言うことです。
悲しい人々。過去を隠して生きている。辛い人生。
そして検証の結果、この指揮官に大きな過失はなく、陸軍と空軍の軋轢が招いた悲劇だったということが、語られていました。私が認識できないところに、こういう人も多かったんだろうなと思います。
こうやって考えると、日本が負けたのは、情報が明らかに不足していて、日本の情報のほとんどがアメリカに筒抜けになっていたことが原因なんだろうな。
この話は今でも通じます。日本はデータドリブンではない。
高校野球で球数制限をしていないのは日本だけ。
誰もデータ分析をしていない。これじゃ戦争に負けるよな。