幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

横井庄一さんドキュメンタリー 完全に勘違いしている人、多いと思います

戦争中の今だからこそ、戦争について学ばないといけないと思ってます。

戦争反対って心地よい言葉だけど、戦争の現実を知るという裏付けの重さもそれと同じくらい重要。戦争反対が思考停止になっているのも問題だと思ってる。

戦争を始めてしまった日本人の勤めじゃないかな。

 

だから今回のものも楽しみにしていました。

www.nhk.jp

再放送あります。

BS1スペシャル「遺された“戦争”~残留日本兵 横井庄一~」     (NHKBS1)
4月14日(木)午後8:00~

 

このニュース、記憶にあります。

マスコミや大人たちの説明は、

戦争終了を知らずにジャングルでずーと隠れていた。

ということでした。それを信じていた。

 

でも事実は全く違ってました。

びっくり。

 

横井さんは、他の日本兵二人とグアムのジャングルに隠れていました。しばらくしてアメリカ軍がいろいろな形で終戦したことを宣伝し始めたので、横井さんたちもそれを知ることになります。

 

つまり横井さんは終戦を知っていた!んです。

 

じゃどうしてジャングルから出てこなかったのか。

グアム現地の人々は、日本兵にひどい目に会わされたので、その復讐に、隠れている日本兵を見つけては殺していたんです。

実際、横井さんたちも現地民兵と打ち合いになったことがあり、現地民兵二人を殺害した。とのことでした。

 

だから横井さんたちは隠れ続けざるをえなかった。

帰還兵の中には、グアムのジャングルに隠れている日本兵がいることを証言した人もいて、早く救出に行きたかったけど、帰還兵も生きるのに必死。戦後日本も復興に必死。グアムはアメリカ領だから調査を頼んでも、なかなか取り合ってくれない。

調査が始まる前、戦後20年に他の日本兵二人は病死し、調査にて戦後27年で横井さんが発見されたというわけです。

 

ほんとすごい話。

全く知らない話でびっくりです。

 

その後、横井さんはご結婚もされ天寿をまっとうされました。

 

帰還時はヒーローでした。

ご本人も残留日本兵についてみんなに伝えることが天命だと考えていたようです。

でも忌まわしい戦争を忘れたいのと、戦争遺族の帰還兵へのやっかみ、さらに現地民兵二人を殺害したという話で国際問題化しそうになったことで、横井さんは、無口になってしまいました。

 

この事実を知っただけでも、このドキュメンタリーを見たかいがありました。

おすすめです。

 

太平洋戦史館っていうのがあるのも初めて知りました。

www.facebook.com

機会があれば行ってみよ