人を説得したいときはどうしたらいいのか
人を説得したい時、どうしたらいいのか?について考えてみました。
普通、頭ごなしに説得をし始めると、大体の場合、相手は頭の中で反論を考え始めます。
この現象はディベート会などでも良く見られますね。
一つの論点に賛成派と反対派に分かれて議論するもの。
自分の思想や価値観とは関係なく、役割を与えられて、そちら側に立って考え始める。
これってすごく不思議な現象です。
だって「人の価値観は絶対」と世界では信じられている。 はず?
だからトランプVS反トランプで揉めて、都構想推進VS反対で揉めているわけです。
でもちょっとした役割をふられるだけで、そんな価値観は吹っ飛んでしまい、口角をあげて論争し始める。
話がいきなりそれてしまいました。
説得する時に、相手の頭の中で反対しないように、導入できればいいわけですね。
となると、第三者をでっち上げるのが一番です。
「Aクンなんだけど、最近、トランプって実はいいやつだって言い始めたんだ。。。」
と他人事で話始めると、反論を考えず、へえ、そういう人もいるんだ。と中立で入ってくれます。
と、ここまで考えて、
「物語の破壊的効果」
ということに思い至りました。
つまり物語を語るとよい。ということですね。
「Aクンなんだけど、最近、。。。」というのは物語ですね。
歴史的にも、物語は大きな役割を果たしています。
ドイツはもともと諸侯連合で周囲の国の思惑に左右されていました。
このため統一ドイツを作る必要になり、最初に作られたのが「グリム童話」
みんなが共通の価値観を持つために「グリム童話」が利用され、ドイツ建国に至る。
日本書紀も同じですね。
メキシコはもともと、原住民、アフリカ移民、スペイン人、そしてその混血など、多種多様な民族構成であったため、先住民の文化を継承した新アステカ主義を作って統一を果たした。
国が作れるほど、物語は力を持つんですね。すげー。