年末年始にテレビ三昧だったのでいくつか取り上げます。
まずこれ。
再放送あります
世界のグぅ!話 ラクになるヒントが見つかれば幸いです。
NHKEテレ
1月7日(土)
午前0:25~
世界の寓話を元に芸人さんたちが語り合う番組です。
例えば、アリとキリギリス。
日本ではアリは堅実な日本人ぽい風に描かれています。原作のイソップ童話(ギリシア)もほぼ同じです。
が、フランスではアリとセミ!で、セミは夏の間、歌を歌ってみんなを喜ばせていたおかげで、冬は困ってしまいアリに助けを求めたが、アリに拒否られる。という話になっていました。
これは、フランスの作者が宮廷に使えるアーティストだったため、エンターテイナーも悪くないという話に変えられたそうだ。
こんな風に、時の為政者によって、童話って書き換えられている。
というか、ドイツなんて、グリム童話で国を作ったようなものです。
物語って力を持っているだけに、使い方によってどうにでもなる。
と、ここで、思い出したことがあります。
年末に見たクロ現。
新海誠監督は、今だからこそ物語にもできることがある。と語ってました。
一方で、震災被害者は、なぜ今これを上映するのか?と批判していました。
物語は力がある上に多様であり、どうにでも受け取れる。
本田健さんの立体話法はまさにそれ。
村上春樹語録
言葉には確かな力がある。しかしその力は正しいものでなくてはならない。少なくとも公正なものでなくてはならない。言葉が一人歩きをしてしまってはならない。
適当に言葉を垂れ流しているものとしては背筋が伸びる。