30年ぶりに本を読んだら、いろんな発見がありました。
この本を30年ぶりに読み直しました。
きっかけは、ワーママはるさんです。はるさんの好きな村上作品3つのうちの一つでした。
羊4部作の4作目。私は前3作が好きだったので何度も読み返していたのに、これは一度読んだだけでなぜか二度目を読まなかったんです。
だからはるさんのおすすめに入っていてびっくりしました。これは読まないと。
実家の本棚を探したのですが残ってなかったので、誰かに借りて読んだのかな。本を買うお金がなかったもんね。
13歳の少女とドライブをして、ビーチボーイズを一緒に歌うっていう場面は、さして重要なシーンではないのに、はっきりと覚えていました。でもそれ以外のことは全く覚えてませんでした。
私は車が好きなので、マセラティとかには反応していたはずなのに。
本を読んでいると30年前のことが、思い出されてきました。
まずは当時、付き合ってた女の子のこと。愛車でデートしたこと。それと自分がわがままでバカだったこと。彼女とだめになったこと。他にもいろいろ。懐かしいことより恥ずかしいことのほうが多いですね。
そんなこんなで、読むのはほんとに楽しかったです。毎日が新鮮でした。
日常の細かいことが大切なんだと実感できました。
怖いシーンが多いのが、読み返せなかった理由かもしれません。
読んでいると、少しずつあらすじを思い出してきました。
ホテルの女の子の名字は覚えていました。
そして13歳の少女が犯人を言い当てることもなんとなく覚えていて、予感があたった気分になりました。
すごく新鮮な気持ちで読み返すことができました。
二度と読み返してなかった作品ですが、ほんとに楽しく読めました。
自分も成長しているんですね。びっくりです。むしろ30年前の私がアホすぎるのかな。