感じの良い振る舞いだから、いい人とは限らない。
無礼な振る舞いをする知り合いがいます。
彼の能力は高いのですが、周囲との協調性が失われているので、孤立し、能力が十分発揮されているとは、言えません。
だから彼が思っている地位より低いところにいて、フラストレーションが高まり、さらに無礼な振る舞いをするという悪循環です。
特に他人に対して、敬意がありません。
おそらく自分がこれだけやっているのに、自分は恵まれていない。周りがついてこない。と思っているのでしょう。
当然、雰囲気は悪くなり、生産性が落ちます。
この本には、いわゆる綺麗事が書かれています。
著者は、上司から嫌がらせを受け、この本を書いたようです。
内容は
礼儀正しい人は出世する。
ほんと?
スティーブ・ジョブズが無礼な人間だったことは、よく知られています。それでもその能力を生かして、アップルを躍進させました。
また、礼儀正しい人の中に、サイコパスと言われている人が入っています。
一見、すごく感じがいいのに、突然、ある瞬間、野獣に変身します。
しかも非常に巧妙に。
私にも経験があります。サイコパスにより人生を見失うところでした。
だから、この本が無意味かと言われれば、全然、そんなことはありません。
この本の内容は完全には信じられないですが、自分のような凡人に対しては、生きる戦略上、ためになることがいっぱいありました。
感じよく、気持ちよく、周りから信頼される人間になり、人生を楽しめるのが一番いいですね。