定年がない場合、引退時期って難しい
素晴らしい選手でも、引退する機会を逃したら、こういう残念な感じになるんだな。
— ふぇでらお federao (@ymcf6) 2021年7月7日
気をつけよう。 https://t.co/NzrRX8qDtU
文字通りに松坂世代を代表する投手でした。
ワクワクするような生きの良いピッチングが印象的でしたね。
それにしてもハンカチ世代や清宮世代の代表選手はどうなってしまったのでしょうか?
マー君世代、村上世代のほうがしっくりきてしまいます。
松坂投手はMLBでの適応ができなかった印象です。
NPB継続していたなら、すごい成績を残していたことでしょう。
巨人の山口投手も、MLBではさっぱりでしたが、帰国後は見違えるようなピッチングをしていますね。
MLB適応できる選手は、順応性が高く、感性がしなやかで、レジリエンスがあるように思います。
一方で松坂投手は、自分のやり方、成功体験を堅持してぶつかってしまった感じでした。ヤンキー気質みたいなものかな。
中村選手、西岡選手、中島選手らがこのパターン。
筒香選手は順能力は高いと思うのです。ただ大谷選手よりも遥かに時間がかかってしまう。
もし私が松坂投手ならば、どういう選択をしたでしょうか?
分岐点は2011年のトミー・ジョン手術です。
ダルビッシュ投手も大谷選手も受けた手術ですが、松坂投手は多くの投手と違って、この後、球速が上がりませんでした。練習方法と同様に術後リハビリを独自の方法で行ったことが原因と言われています。
もしリハビリをダルビッシュ投手や大谷選手のようにしていたらと思うと残念でしかたありません。
そして球速が上がらないまま2014年NPB復帰し、現在に至ります。
どうして独自の方法にこだわってしまったのでしょうか?
多くの人が成功した方法をなぞるのが一般的です。松坂投手は数十年に一人の逸材でした。自分は他の人とは違う。自分のやり方を通して成功してきたから、そのやり方を通していきたかったのでしょう。でもそれはMLBでは通用しなかった。
大谷選手の場合。このように常に改善点を考えています。
なので、どんどん変化します。
ピッチングもバッティングも去年と全然違います。というかシーズン中でもどんどん変化しています。
多くの投手がトミー・ジョン手術後に球速が上がり成績が向上するのに、松坂投手はそうでなかったことに戸惑っていたのでしょう。いつか自分も他の選手と同様に球速が上がってくると思っていて、引退時期を逃してしまったのかもしれません。