この番組、見て感動してしまった
再放送あります
ほんと見たほうがいいよ
https://www.nhk.jp/p/butterfly/ts/9N81M92LXV/episode/te/3LW1WJXYGX/
映像の世紀バタフライエフェクト 9.11が変えた世界 運命の3人 (NHK総合)
9月20日(水)
午後11:50~午前0:35(45分)
911同時多発テロで運命が激変した3人の物語。テロ直前に黒人初の国務長官となったコリン・パウエルは、イラクが大量破壊兵器を持っていると信じ、武力行使を主張。しかし彼に渡されていたデータは虚偽。英雄は失墜する。一方、混迷を追い風に、実業家ドナルド・トランプは泡まつ候補から大統領へ。アメリカ第一主義に世界は翻弄されていく。そんな中、女性連邦議員バーバラ・リーは、民主主義を守るための孤独な戦いを開始する
9.11で大きく運命が変わった3人にスポットライトを当ててます。
こうした優れたドキュメンタリーの構成を考えた人は本当にすばらしい。
9.11は皆、知っているし、何度もドキュメンタリーの題材として取り上げられてきた。
でも9.11にまつわる3人を選ぶとなったら、誰を選ぶ?
少なくともバーバラ・リーは存在すら知らなかったし、この3人が9.11に絡んでいることも知らなかった。
まずはバーバラ・リーから
9.11の後、ビン・ラディンをかくまっているタリバンへの攻撃承認の国会決議でただ一人、反対票を投じた国会議員。直後から嫌がらせ、恐喝、バッシングが始まる。
これがどれだけ勇気のある行動だったか。
ジャニーズ問題で揺れる現在、その価値の凄さがさらにわかるというもの。
ロシアで戦争反対と言うのは命がけ
— ふぇでらお federao (@ymcf6) 2023年8月30日
戦前の日本もそう
戦争反対と言うのは簡単だけど、その時に命がけで言えるのか
ジャニーズ問題ですら見過ごしてきたのに
BS世界のドキュメンタリー - 「インサイド・ロシア 国民の“声”はいま」 https://t.co/fTY2Xs94wO
彼女は、それにも関わらず、最後までその姿勢を貫いて、徐々に賛同され、ついには最年少女性下院議員、アレクサンドリア・オカシオコルテスを生んだ。
これだけでも感動的。
次はコリン・パウエル
ちょー優秀な上に、誰からも尊敬を集めた。
でも晩年の落ちぶれは知らなかった。
コリン・パウエルは、9.11の後、イラクは大量破壊兵器を持っているというCIAの偽情報、腰抜けと揶揄する世論に押される形で、しぶしぶイラク戦争に同意してしまった。そしてこれが汚点となり政界を引退する。
オバマより先に大統領になれるくらいだったのに。こういう引き際はかわいそうだけど、プライドが許さなかったんだろうな。
引退後は、ご意見番として度々メディアに登場し冷静な意見を言ってた。
そして最後、ドナルド・トランプ
コリン・パウエルなど、いわゆるエスタブリッシュメントたちが大きな失敗を犯したがために、分断を生み、リアリティ・ショーのドナルド・トランプが大統領になってしまった。他にもたくさん誘引はあるけど、数少ないチャンスが全て有利に働いてしまった。
リンカーンの名言
すべての人を少しの間騙すことはできる。一部の人をずっと騙すこともできる。しかし、すべての人をずっと騙すことはできない。
ということですね。
この3人を選んだ眼力、秀逸な構成、本当にすばらしい。