幸せなことだけをして生きていきたい

日常で考えたことを、「14歳の私」に伝えたいコトを書いています。もっと失敗しろよ。

養子になって豊かなアメリカで暮らすのと、実の家族の元で苦しい生活を送るのとどっちがいいんだろう

中国 “一人っ子政策” シリーズ第2弾

BS1スペシャル わが娘を手放した日 中国 “一人っ子政策”のその後     (NHKBS1)

再放送あります
10月19日(木)午後11:20~午前0:20(1時間0分)

www.nhk.jp

 

前回は誘拐、今回は国際養子

yoshimor.hatenadiary.jp

 

中国の一人っ子政策のおかげで国際養子縁組が行われていたとは知らなかった。

 

背景として

中国の一人っ子政策のおかげで、子供がすごーーーく貴重になる。特に農村部の男の子は特に貴重。だって女の子はお嫁に行ってしまう。男の子は家業農家を継ぎお嫁さんを連れてくる。老後が安心。マーケット原理が働いてしまって男の子の価値が必要以上に高くなり、市場になってしまう。

 

このお家の場合

一人目は女の子が生まれた。

でも祖母は罰金(月収の2ヶ月分と言ってたような)を払ってでも二人目の男の子を望んだ。しかし二人目は女の子だったので、養子に出された。そしてアメリカの里親の元に行った。

 

外見は、そっくりな姉妹。でも二人はそれぞれに複雑。

姉は望まれなかった女の子。でも産みの家族とともに成長できた。

妹はすぐに里親に出された。愛情いっぱいのアメリカ人の家族の元で成長できたが、常に自分は余所者と感じていた。本当の家族に会いたいと願っていた。

 

そこでアメリカに住む妹は、親探しのエージェントの助けで本当の家族を見つけ、ついに中国に会いに行った。

両親、姉は中国の貧しい村で苦しい生活をしている。妹は、家族と一緒の姉を羨ましく思う。

 

妹は家族から歓迎を受ける。両親は親戚70人を集め、一晩で五十万円(父親の日雇労働は一日6000円)を使った。 妹は中国に残りたいと願うが、父親は「お前はアメリカに戻らないといけない」と説得する。

 

 

感じたこと

1,姉妹の対比

日本人の私からすれば、アメリカのほうが、自由も豊かさもあって、比べるまでもないような気がするけど、本人はそうは思わないんだ。びっくり。それでも産みの親の元で暮らしたいんだ。

 

2,一人っ子政策

今となっては、馬鹿げた政策だけど、こういった強固なシステムでもないと、多様な民族、巨大な中国を治めることはできないのかもしれない。歴史的には多様性を尊重した国家が繁栄することが多かったけど、これだけグローバリゼーションが起こってしまった現代では、多様性を受け入れるとうまくいかない部分が出てくるのかな。香港、ウイグルチベット問題も全てここに入っちゃう。

 

3,くだらない常識

男の子がいいと言う考えは、くだらないと思う。でも歴史を振り返れば、くだらないことの連続。占いで人柱になったり、お国のために特攻したり、不可解不合理なことの連続。その中で少しづつマシになっているんだろうな。

今の私の悩み(人間関係とか経済的不安とか健康とか)も、近いうちにくだらないことになっているのかもしれない。

 

とても勉強になりました