くどいようですが、昨日の続きを考えています。
ツイッターに面白い意見がありました。
それはそうだとしても、なんで日本だけ特殊になっていくのだろうか? https://t.co/mI6Mm80A0n
— federao (@ymcf6) 2018年11月27日
現金を無くすにしても、PTAを無くすにしても、既得権益を持つ勢力が猛烈な反対をするので、戦うのを諦め、迎合し共存していく方向に行っているという意見です。
他にも「大卒一括採用」なんて、世界のどこにもないシステムで、それでいてうまく行ってないのに、日本では、頑なにこれを改善させようとしています。
でもどうして日本だけがそうなるんでしょうか?
多くの国ではうまくやっているというのに。
既得権益を持つ勢力が猛烈な反対をするのは、よくわかります。それと戦うのは骨が折れる事だと思います。それでもスエーデンはキャッシュレス世界を獲得しました。日本でもできるはずです。
日本にはキャッシュレスになると一番困るのは、扱い慣れていない老人です。猛烈に反対するでしょう。しかしこれは教育でなんとでもなりそうな気がします。現に中国では多くの老人がアリペイなどのキャッシュレス制度に馴染んでいます。
次に困る人は、アンダーグラウンドの人々です。ちきりんさんは、りんご泥棒の例えをしていますが、犯罪に関わる取引では、匿名性の高い現金が重宝します。
他にも現金商売の多くで、消費税のごまかしなどの脱税の温床です。
犯罪を少しでも減らそうとすれば、透明性の高いキャッシュレスが手っ取り早いと思います。
こちらの反発は想像以上になると思います。何しろ自分の生活が掛かっています。あらゆる手段(汚い手を含めて)を使って反対すると予想されます。これと戦うのは相当の決意が必要でしょう。
昨日のブログでは、
日本人は、システムを根本から変えてしまう「ちゃぶ台返し」が苦手で、それよりも小手先での改善が得意なので、キャッシュレス社会にならないのでは。
と考えていました。
しかし今日、こうやって考えていくと、既存勢力と戦うことを避けるために一生懸命、改善をやっているように感じます。
日本は、太平洋戦争でこっぴどく負け、悲惨な占領時代、戦後を経験し、戦争はもう二度とコリゴリだという国です。その後、押し付けられたものですが、世界唯一の平和憲法を持つ国です。
中国が攻めてきたら一緒に酒を飲んで話し合えばいいという人がいる国です。
日本は戦うことを恐れているのかもしれません。
もしかしたら太平洋戦争のトラウマが、そうさせているのかも。。。